税理士が1つの事業をツブしかけた怖い話

先日財務パートナーの話を聞いてて戦慄したのでシェアします。
税理士に日々の経理・財務を任せていたA社
税務申告はカンペキ!
でも財務状況はザルの状態で、それがピンチを招きました。

新規事業立ち上げのために2億の融資を取り付けようと財務状況を整理していたら、売掛金やら前払金やら、金融機関からするとマイナス評価になりかねない数字が数百万・数千万レベルでワンサカ出てきてしまったのです。

金融機関の描く筋書きにご用心

金融機関は、税務状況はもちろんチェックしますが、それ以上に「お金の流れ」を評価するのが仕事。

今回の売掛金・前払金の数字を見ると

「お金の回収が雑な会社」
「サービス提供される前にどんどんお金を払う会社」

というネガティブな筋書きを描かれかねない財務状況でした。

誰がこんな会社にお金を貸したいと思うでしょうか…

A社の社長はもちろん
「なんで今になってこんな財務状況が出てくるんだ!?」と激怒

税理士は「税金を払うためのお金の計算」はしてくれますが、こうした金融機関に評価される財務の数字についてはウトい(マズいとアラートを出してくれない)ケースが少なくありません。

融資や助成金などを賢く使って事業拡大している社長さんは多いかと思いますが、今一度、こうしたリスクを抱えていないか、チェックしてみることをオススメします。